【J-POP PLAYBACK】昭和から平成の年代別邦楽ヒット曲


1953年(昭和28年)の邦楽ヒット曲


1953年(昭和28年)9月発売 / 作詞:菊田一夫 / 作曲:古関裕而


同名のNHKラジオドラマ主題歌。まる2年間続いたラジオドラマは、放送時間の木曜20時になると銭湯の女湯が空っぽになったという人気ぶりで、3部作で映画化もされた。1953年映画配給収入ランキングの1位を「君の名は(第二部)」が、2位を「君の名は(第一部)」が飾るワンツーフィニッシュを決め、第一部の主題歌であるこの曲もまた大いに売れた。
織井茂子はその年の紅白歌合戦に出場。その後も50年代後半にかけてヒット曲を繰り出した。


1953年(昭和28年)10月発売 / 作詞:関根利根雄 / 作曲:古賀政男


朝鮮戦争以降の投資景気の時代、酒宴のお供である「お座敷ソング」が流行し、芸者出身の歌手である鶯芸者歌手が昭和初期に続いてさまざま誕生した。
そして芸者といえば神楽坂というイメージを世に植え付けたのが、神楽坂はん子。古賀政男と西条八十に発掘され、1952年(昭和27年)、江利チエミの「テネシー・ワルツ」に対抗して作られた「ゲイシャ・ワルツ」でヒットを飛ばす。
翌年のこの曲も、男女の掛け合いの面白さでヒット。台湾やマレーシアなどでも現地語で歌われる人気曲となった。2003年(平成15年)のNHK朝の連続テレビ小説「てるてる家族」でも劇中歌で使用されている。

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