【J-POP PLAYBACK】昭和から平成の年代別邦楽ヒット曲


2009年(平成21年)の邦楽ヒット曲


2009年(平成21年)2月4日発売 / 作詞: 松井由利夫 / 作曲:水森英夫


18枚目のシングル。4年ぶり2作目のオリコン1位獲得作品。演歌部門ソロ歌手での2作オリコン1位獲得は、細川たかしの「矢切の渡し」以来25年10ヶ月ぶりの快挙である。
さまざまな物語を節(ふし)と啖呵(たんか)で演じる浪曲師・東天晴(あずまてんせい)の半生を歌う。冒頭に登場する「那智の黒石」は、兄弟が三重県熊野で黒石を筏で運ぶ仕事をしていたことに由来。スカウトされ故郷を出て浪曲師として巣立つまでの精進の苦労と、彼らを思う母の心が描かれている。
兄弟のうちの兄が東天晴のことで、東天晴の子が長良じゅん。氷川きよしを育てた芸能事務所・長良プロダクションの元会長である。


2009年(平成21年)6月1日発売 / 作詞:木村カエラ / 作曲:末光篤


配信限定シングル。リクルート「ゼクシィ」CMソング。
累計配信数は200万ダウンロードを達成。2010年(平成22年)のiTunes年間ダウンロードランキング1位にもなった。
激務の中でメンタルバランスを崩した木村カエラを支えていた友人が結婚するにあたって作詞した。彼女の結婚披露パーティーでサプライズで披露したというエピソードが残っている。


2009年(平成21年)10月21日発売 / 作詞:鬼龍院翔 / 作曲:鬼龍院翔


7枚目のシングル。
「あれ? この曲って2010年代なんじゃ?」と思ったなら、まさにそのとおり。発売こそ2009年(平成21年)だったが、発売週のオリコン週間チャートでは77位と振るわなかった。
これがヒットを飛ばしたのは2011年(平成23年)。ハウス食品のエナジードリンク「メガシャキ」CMで、その名も「眠たくて」という替え唄が流れたのがきっかけだった。
その後ロングヒットとなり、2013年(平成25年)年間配信シングル1位の座を獲得、2014年(平成26年)にJASRAC賞を受賞し、NHK紅白歌合戦では2012年(平成24年)から4年連続でこの曲が歌われた。2016年(平成28年)の紅白は落選し、メンバーの樽美酒研二は「これで女々しくてバブルは終了です!」とブログで綴った。


2009年(平成21年)11月11日発売 / 作詞:松尾潔 / 作曲:Jin Nakamura


32枚目のシングル。フジテレビドラマ「東京DOGS」主題歌。ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ「auBRAVIA Phone U1」CMソング。
着うた・着うたフルでどちらも100万ダウンロードを達成したが、オリコンでは2位にとどまった。
切ない恋愛を描いたバラード調だが、注目すべきはPV。
対峙する敵味方から同時に発砲された弾が同士打ちしてひしゃげるスローモーションやら、回し蹴りされただけでクッキーか発泡スチロールのように粉砕される身体などなど、笑ってはいけないんだけれどこれは笑ってしまう。

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