【J-POP PLAYBACK】昭和から平成の年代別邦楽ヒット曲


1954年(昭和29年)の邦楽ヒット曲


1954年(昭和29年)9月発売 / 作詞:藤田まさと / 作曲:平川浪竜


第2次世界大戦後、ソビエト連邦によるシベリア抑留者の引揚船が船着き場へ到着するたびに、戦地から戻って来ない息子を探しに向かった母の心情を歌う。
東京から舞鶴港まで何度も通った端野いせという実在の女性が歌のモデルで、これを報じたラジオを聞いた作詞家・藤田まさとが感銘を受けて詩を書き上げた。そして母を題材にした映画の主題歌をヒットさせた実績のある菊池章子が歌って、大ヒットした。
しかし息子が戻ってくることはなく、戦死の通知も届くが、端野いせはそれを信じず、必ずどこかで生きているはずだと信じて暮らした。実際、息子は中国で生きていたが、結局母と再会することはなかった。

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