1979年(昭和54年)の邦楽ヒット曲
異邦人
久保田早紀
1979年(昭和54年)10月1日発売 / 作詞:久保田早紀 / 作曲:久保田早紀
デビューシングル。三洋電機カラーテレビ「くっきりタテ7」CMソング。
久保田がJR中央線に乗車しながら作詞作曲した「白い朝」という曲が、改良の上でCMに使用された。JR国立駅前の大学通り近辺で彼女が見かけた光景を描いた詩が、異国情緒を彷彿とさせる「異邦人」へと変わったのは、音楽プロデューサー・酒井政利のアイデアによるもの。萩田光雄の編曲でさらに輪を掛けて中東色が加わり、あの独特で印象的なイントロとなった。
ちなみに「異邦人」というタイトルは「異国の人」という意味。恋人を忘れるため外国に旅をしたけれど、この国の人からすれば自分はただの通りすがりの異邦人で、恋人にもそう思われていたのだと悟るという内容。